モロッコがフランスを打ち破るのか

FIFAワールドカップ・カタール大会のラウンド4、アルゼンチン対クロアチアの一戦は3-0でアルゼンチンの圧勝となった。序盤はクロアチアに有利な雰囲気が漂っていたが、リオネル・メッシが前半にPKを沈めると、そのままアルゼンチンペースとなって試合は終わった。

2つ目のカードであるフランス対モロッコは15日にアル・バイト・スタジアムで行われる。

予想ではフランス勝利とする声が多い。やはりキリアン・ムバッペ、オリヴィエ・ジルー、ウスマン・デンベレの3トップは強力で、イングランド戦では中盤からオーレリアン・チュアメニが素晴らしいミドルシュートを沈めた。

「私はフランス人で、フランスのパスボートを持っているが、モロッコを応援する」

仏『Get French Football News』では現サウジアラビア代表監督で、元モロッコ代表監督でもあるエルヴェ・ルナールがモロッコを応援するとコメントを残している。2016年から2019年までモロッコを指揮しており、2018年のW杯・ロシア大会ではグループステージでスペイン相手に2-2の打ち合いを演じている。

モロッコにはピッチ外で試合を有利に進められる強みがあり、それはサポーターの多さだ。同メディアによると、当日スタジアムに駆け付けるフランス代表のサポーター4000人に対し、モロッコは40000人といわれている。

モロッコのサポーターは熱狂的で、グループステージ初戦からスタジアムには多くのモロッコサポーターが集まっていた。基本的に今回のW杯をホームとして戦うのは開催国のカタールのみだが、モロッコの試合が始まれば疑似的にホームのような雰囲気が漂う。

堅守を武器にベスト4まで進んだモロッコ。フランスは優勝候補筆頭だが、どこまで対抗することができるのだろうか。