明治安田生命J1リーグ・セレッソ大阪所属のFWアダム・タガート(29)は、早ければ今月15日にも豪州1部パース・グローリーへの復帰が正式決定するようだ。14日、豪州メディア『FTBL』が報じている。

 タガートの去就については豪州・パースの地元メディア『ウエストスポーツ』が先月10日、パース・グローリーが関心を示していると報道。セレッソ大阪と同選手の契約期間は2023シーズン終了後までと伝えていた。

 しかし『FTBL』の報道によると、タガートは今季終了後にセレッソ大阪との現行契約が満了を迎えるとのこと。選手本人はすでにパースにおり、古巣復帰にむけての交渉が進んでいるという。

 またオーストラリアサッカーの専門サイト『フロントページ・フットボール』は「パース・グローリーのオーナーは、来年1月にストライカーと契約を結ぶことを明言した。以前の噂によると、新たにやって来るストライカーは、アダム・タガートである可能性が高い」と報道。

 一方で『FTBL』は「パース・グローリーのオーナーは、タガートと条件面で合意したかたずねられるとコメントを拒否した」としつつも「今月15日の公式発表が予想される」と伝えている。

 タガートはパース・グローリーの下部組織出身であり、2011年にトップチームへ昇格。2012年に一度クラブを離れたが、ダンディー・ユナイテッドやフルハムをへて2016年7月にパース・グローリーへ復帰していた。

 その後は韓国1部・水原三星で活躍すると、2020シーズン終了後にセレッソ大阪へ加入。韓国メディア『ネイト』が移籍金300万ドル(当時約3億900万円)だと報じていたが、昨年10月末天皇杯準々決勝・名古屋グランパス戦で左ヒザ前十字じん帯を損傷。今年4月の復帰以降もコンディション不良に悩まされ、今季はJ1リーグ11試合の先発出場で5ゴールに終わっていた。