モロッコ戦で絶大な働きぶり披露、存在感抜群プレーに賛辞続々
フランス代表は現地時間12月14日のカタール・ワールドカップ(W杯)準決勝でモロッコ代表を2-0で下し、2大会連続で決勝進出。史上3か国目のW杯連覇に王手をかけた。
この試合で圧巻のパフォーマンスを見せたのが背番号7のFWアントワーヌ・グリーズマンだ。前線でチャンスを生み出したかと思えば、次の瞬間には自陣のペナルティーエリアで危険なスペースを埋めるなど攻守両面で絶大な働きを見せた。
イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏はツイッターで「アントワーヌ・グリーズマンがまたもファンタスティックなパフォーマンスだ。彼は文字どおりどこにでもいた。フランスのキープレーヤー」とその活躍を絶賛した。
さらにイングランド人ジャーナリストのヘンリー・ウィンター氏も「アントワーヌ・グリーズマンがマン・オブ・ザ・マッチだ。ボール保持でも非保持でも並外れた存在。彼はチャンスを作り、インターセプトし、クリアした。ベストプレーヤーだ」と賛辞を送った。得点を決めたDFテオ・エルナンデスやFWコロ・ムアニ以上に注目を集めた。
サッカーのスタッツを扱うツイッター「Statman Dave」によれば、この試合のグリーズマンのパス成功率は81%。そのほかにも攻撃面ではボールタッチは48回、キーパス4回、クロス成功3回(4回中)、ビッグチャンスクリエイト1回を記録した。
さらに守備に関しても地上でのデュエル勝利6回、クリア3回、インターセプト2回、タックル勝利2回とまるで守備的MFのような数字も記録した。「いつでも適切な場所に現れた」という称賛の言葉どおり、ピッチを縦横無尽に動き回り、あらゆる面でチームに貢献していた。
31歳となり円熟味を増したグリーズマン。今大会はまだ無得点だが、その存在感は絶大だ。(FOOTBALL ZONE編集部)