カタール大会もいよいよ大詰め

15日、FIFAワールドカップ・カタール大会準決勝では、フランスがモロッコを2-0で下し、2大会連続の決勝進出を決めた。今大会の決勝カードはアルゼンチン対フランスとなったが、得点王はこの2チームから生まれる可能性が高そうだ。
 
一足先に行われたアルゼンチン対クロアチアの試合では、アルゼンチンが3-0で勝利。FWリオネル・メッシが1ゴール、FWフリアン・アルバレスが2ゴールをあげた。
 
この結果、メッシは今大会得点数を5ゴール、J・アルバレスは4ゴールに伸ばした。メッシは得点ランキングでトップに立っていたFWキリアン・ムバッペに並び、J・アルバレスは4ゴールを記録していたFWオリヴィエ・ジルーに並んでいる。
 
一方、今回のフランス対モロッコの試合でゴールをあげたのは、DFテオ・エルナンデスとFWランダル・コロ・ムアニの2人だった。そのため、ムバッペとジルーのゴール数は伸びず。メッシとムバッペが5ゴール、J・アルバレスとジルーが4ゴールでそのまま並んでいる。3位決定戦に挑むクロアチア、モロッコからも得点王が誕生する可能性はまだ残されているが、ほぼこの4人に絞られたと言っていいだろう。
 
いずれの4人も継続して好パフォーマンスを披露しているが、勢いに乗っているのは直近のクロアチア戦で結果を残したアルゼンチン組の2人と言えそうだ。特にメッシは準々決勝のオランダ戦と準決勝のクロアチア戦で、ゴールのみならずスーパーなアシストも記録。オランダ戦では相手DFを欺く華麗なスルーパスを通し、クロアチア戦では圧巻のドリブル突破からJ・アルバレスのゴールをお膳立てするなど、調子を上げている。
 
当然まずはチームの勝利が最優先となるはずだが、優勝と得点王を同時に獲得できれば最高の結果となるはず。決勝ではこの4人のうち誰がゴールを奪うのかにも注目だ。