日本代表GK川島永嗣(ストラスブール/フランス)が自身の公式SNSで同代表へのメッセージを掲載した。

 現在39歳の川島は、大宮アルディージャや名古屋グランパス、川崎フロンターレなどにも所属。2010年にベルギーのリールセで海外デビューを飾ると、同国のスタンダール・リエージュやダンディー・ユナイテッド(スコットランド)、メス(フランス)などを渡り歩き、2018年夏からストラスブールに所属している。

 また、日本代表には2007年3月に初招集され、2008年2月にデビューを果たし、これまで通算95試合に出場。ワールドカップでは2010年の南アフリカ大会から守護神を務め、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会と3大会に出場した。FIFAワールドカップカタール2022のメンバーにも招集されていたものの、出場機会はないまま敗退となった。

 川島は15日に自身の公式インスタグラムを更新。「日の丸を背負うことは何より誇らしく、そして何より尊い」と日本代表への思いをつづりながら、今大会で同代表の活動に一区切りをつけることを明らかにした。

「思い返せば2007年。初めて日本代表に呼ばれた時の事は今でも鮮明に覚えている。サッカー少年だった頃からの夢が現実になった瞬間の興奮、喜び、そして何より感じた身体中を包みぐっと突き刺さる責任感」

「あの日から15年。W杯という夢の舞台で計り知れない喜びを仲間と輪を作り喜び、そして生まれ育った日本という国を思う人達と共にその喜びを分かち合いました。そして幾度となく、破れぬ壁を前に底知れぬ敗北感も味わってきました。でも、どんな時でも自分のプレーを支えてくれていたのは、自分の背中には日本を思う沢山の人達の想いがある。そんな思いがいつもあったからです」

「この15年。人生すべてをかけてこの日本代表という場所で戦い続けてこられたことに大きな誇りを感じます。日本代表はいつまでも憧れ、そして夢の場所。でもここが一区切り。ここからはまた自分の挑戦に集中していきたいと思います」

「そして、夢の日本代表という場所でまたどんどん素晴らしいGKが育ち、活躍していってほしい。この15年間。日本代表と共に素晴らしい夢を見させてくれた、これまでのチームメイト達。関わってきたすべての監督、コーチ、スタッフ。日本代表を陰から支え日本サッカーの発展に貢献し続けてくれた日本サッカー協会の方々。そして、日本の力を信じて応援し続けてくれたサポーターの方々。皆さんと経験したすべての日々が僕にとっての永遠の宝物です」

「心から皆さんに感謝したいと思います。本当にありがとうございました!!自分の追いかける夢が、また日本サッカーの為に少しでも繋がっていくよう日々精進していきます」