【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント準決勝】フランス2-0モロッコ(日本時間12月15日/アルバイト スタジアム)
エムバペの高速ドリブルを止める強者が現れた。左サイドを得意のスピードでぶち抜いたかと思われたが、モロッコ代表躍進の立役者アムラバトがファウルスレスレの高速スライディングでボール奪取。これには視聴者も驚愕していた。
【映像】異次元ドルブルを完璧に止めた高速スライディング!
フランスは50分、左サイドでボールを奪うと、FWエムバペがドリブルを開始した。この試合も再三にわたって脅威を与えていたスピードある仕掛けを誰も止めることができないままあっという間にゴール前へ。しかし、長距離を全速力で戻ってきたMFアムラバトがスライディングタックルでボール奪取したのだ。試合によっては危険タックルでファウルになったかもしれないそれは、審判の笛を聞くことなく、しかも味方にパスをつないで逆カウンターを仕掛ける起点となる、これ以上ない最高のプレーだった。
ABEMAで解説を務めた中田浩二氏は「20m以上一人で運びましたし、驚異的なスピード。アムラバトもよく戻りました」と両者のハイレベルなプレーを賞賛。視聴者も「アムラバトよく間に合わせた」「アムラバトつえええええ」と守備を称賛しつつ、「エムバペ速すぎ」「異次元のスピード」と素晴らしいドリブル突破を見せたエムバペにも言及した。
見事な守備を披露したモロッコ代表MFアムラバト。スター選手に注目が集まりがちな舞台ではあるが、黒子に徹する仕事人は、準決勝で確かな痕跡を残し、輝きを放っていた。
(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)