クロアチア戦で3ゴール目が決まったあと、サポーターの歓喜は最高潮に

 アルゼンチン代表は現地時間12月13日、カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝でクロアチア代表を3-0で下し、決勝戦へと駒を進めた。この勝利に歓喜したアルゼンチンサポーターは、スタジアムの椅子を破壊してしまうほどの熱狂ぶりだったという。ブラジルメディア「UOL」が伝えている。

 アルゼンチンはクロアチア戦の前半32分、FWフリアン・アルバレスへのファウルでペナルティーキック(PK)を獲得すると、これをエースのFWリオネル・メッシが沈めてアルゼンチンが先制。さらに同39分、カウンターからアルバレスが追加点を奪って2-0とリードを広げて前半を折り返すと、後半24分にはメッシの突破から再びアルバレスが決めて3-0と勝負が決した。

 この大きな勝利で歓喜に沸いたアルゼンチンサポーターは、現地カタールや母国の首都ブレノスアイレスでお祭り騒ぎとなったことが報じされていたが、ブラジルメディア「UOL」によれば、試合会場となったルサイル・スタジアム(最大8万8966人収容)の椅子が破壊されていたという。

 記事では、アルゼンチンの3点目が決まったあと、アルゼンチンのゴール裏でアルゼンチンサポーターが破壊した椅子を掲げている様子を捉えた写真を公開。完全に引き抜かれたもの、部分的には損したものなど、被害は複数に及び、ボランティアはアルゼンチン人サポーターが残していった椅子の残骸を回収する羽目になったという。

 同メディアの公式インスタグラムには、アルゼンチンサポーターの行動に対して、「ゴミ拾いをして綺麗にする者もいれば、破壊する者もいる」「入場を禁止しろ」「罰金だ」「マナーの欠如も甚だしい」など、厳しい声が相次いでいた。(FOOTBALL ZONE編集部)