元ブラジル代表DFカフー氏が、宿敵アルゼンチン代表のFIFAワールドカップカタール2022優勝を願っていると明かした。15日、ブラジルメディア『グローボ』がコメントを伝えた。

 アルゼンチン代表は準決勝でクロアチア代表を3-0で破り、2大会ぶりの決勝進出を果たした。36年ぶりの3度目の優勝をかけて、史上3チーム目の連覇を目指すフランス代表と18日の決勝戦で対戦する。

 カフー氏は、「私はメッシを応援する。そしてメッシを応援するということは、自動的にアルゼンチンを応援するということだ」とコメント。「メッシは重要な大会に出場し、責任を負っている。アルゼンチンは初戦で敗れ、誰もがメッシを批判し始めた。そこから彼は、『俺に任せろ』と言わんばかりに責務を果たした。私はいつも、偉大な選手、サッカー界に変化をもたらす選手のファンである。メッシはその一人だ」と言葉を続け、今大会で5ゴール3アシストを記録しているメッシに賛辞を送った。

 2002年の日韓W杯優勝メンバーである伝説的な右サイドバックは、母国の敗退にも言及。延長後半の終盤に追いつかれ、PK戦で敗れた準々決勝のクロアチア代表戦について、「最後の4分間だけ、集中力を欠いていた。注意散漫だったせいで、ブラジル代表は脱落してしまった。若い選手、優秀な選手、経験豊富な選手を同時に抱えていたのに、残念だ」と振り返った。