モロッコは0-2で敗戦も、アムラバトは強烈タックルで爪痕を残す
モロッコ代表は現地時間12月15日、カタール・ワールドカップ(W杯)準決勝でフランス代表と対戦し、0-2で敗戦を喫した。躍進がついにストップした一方、海外メディアはモロッコMFソフィアン・アムラバトが見せた“魂の守備”に注目している。
準決勝のフランス対モロッコの一戦は、前回王者フランスが2-0で制し、2大会連続となる決勝進出を果たした。モロッコは敗れたものの、フランス相手に一歩も引かず、最後までインテンシティーの高い試合を展開。迫力に満ちた球際の攻防など、見応え十分の好ゲームとなった。
モロッコの戦いぶりには称賛が集まっているが、そのなかでも代表的なシーンとなっているのが、後半6分のプレーだ。ムバッペが左サイドを独力で突破し、一気にゴールに迫ろうかというところで、一度は突破されたアムラバトが必死に戻ってカバー。最後はムパッペの切り返しに対して鋭いスライディングでボールを奪ってみせた。
英紙「デイリー・ミラー」は「ソフィアン・アムラバトがキリアン・ムバッペに見舞ったタックルがモロッコの魂を象徴する」との見出しで取り上げ、「不言実行の戦士でありテクニシャンであるモロッコの心臓は見事に届いてみせた」と称賛。英メディア「GIVE ME SPORT」は「W杯のベストプレー? モロッコのスターがムバッペに英雄的タックル」と絶賛している。
イタリア1部フィオレンティーナでプレーする26歳の評価は、うなぎのぼりとなっている。(FOOTBALL ZONE編集部)