元フランス代表DFラミのSNSコメントが反響
アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスは、カタール・ワールドカップ(W杯)の最優秀GK賞を受賞した。しかし、その表彰式でのアクションや、フランス代表FWキリアン・ムバッペをターゲットにした発言や行動が世界中で議論になっているが、チームメイトは一貫して守護神を援護している。
マルティネスは決勝のフランス戦で3-3からもつれ込んだPK戦で1本ストップし、1本が枠外に飛んだことで4-2の勝利。しかし、その枠外に飛んだMFオーレリアン・チュアメニのキックの前にはボールをあさっての方向に放り投げて拾いにいかせるなど、数々の駆け引きも仕掛けていた。
大会前にムバッペが南米勢は欧州に比べてレベルが低いという趣旨のコメントをインタビューに対してしていたこともあり、表彰式ではGKグローブを模したトロフィーを股間に持っていき絶叫すると、ロッカールームでは「ムバッペに黙とう」と周囲を煽り、帰国後のセレモニーには赤ん坊の人形にムバッペと書いて持ち込むなど、数々の攻撃を仕掛けていた。
アルゼンチン紙「Ole」が、そのマルティネスに対して元フランス代表DFアディル・ラミが「世界を代表するクソ野郎」と発言し、「世界最高のGKは(モロッコ代表の)ヤシン・ブヌ」とコメントしたことを報じると、そのインスタグラムの投稿にはアルゼンチン代表選手たちからマルティネスへの援護射撃とラミへの攻撃が相次いだ。
FWアンヘル・ディ・マリアは「マルティネスは世界最高のGK。泣くならどっか別の場所に行ってくれよ」と投稿し、MFレアンドロ・パレデスは「今さら泣くなよ」と泣き笑いの絵文字も交えて投稿。DFヘルマン・ペッセージャも「ハハハ、どっか行けよラミ」と投稿するなど、インターネット上でも舌戦が繰り広げられた。
ムバッペの刺激的な発言に端を発した一面もある騒動だが、優勝という結果を残したアルゼンチン代表の選手たちは批判に対して余裕の反撃を見せている。(FOOTBALL ZONE編集部)