今大会も代表メンバーに入るだけの力はあった

イングランド代表監督ガレス・サウスゲイトの選手選考を巡っては批判の声も少なくなかったが、サウスゲイトは今回のFIFAワールドカップ・カタール大会でもセンターバックコンビをマンチェスター・シティDFジョン・ストーンズとマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアに任せた。この2人は4年前のロシア大会、昨夏のEURO2020でもサウスゲイトのファーストチョイスだった。

2人のパフォーマンスは決して悪いものではなかったが、マグワイアは4年後に33歳を迎えている。クラブの方では何かと批判も浴びており、4年後も代表の1番手でいられるかは微妙なところだ。ここは世代交代も選択肢に入ってくる。

4年後へ向けて気持ちを高めているのは、ミランでセンターバックを務めるフィカヨ・トモリ(24)だ。

ミランで昨季のスクデット獲得にも貢献していたトモリに関しては、今大会でもメンバーに入れるべきとの声があった。他にもクリスタル・パレスのマーク・グエーイなど期待の若手DFが出てきており、彼らは間違いなく4年後のスタメン候補だ。

伊『Calciomercato』によると、トモリも年明けからの戦いに意欲的だ。2年後のEURO2024を含め、今後はイングランド代表の主軸になることを目指しての戦いがスタートする。

「僕は常にやる気に満ちている。ワールドカップに行きたかったから、メンバーに入れなかったのは残念だ。EUROに向けてもっとやらないとね。失望はあったけど、今はハッピーだよ。ミランのことに集中している。中断明けの最初のゲームに上手く入りたい」

セリエAで見せているパフォーマンスは代表にふさわしいように思えるが、サウスゲイトはプレミアリーグでプレイする選手を優先的に評価していた傾向がある。そのあたりは気になるところだが、トモリはこの4年でワールドクラスDFとの評価を確立できるのか。期待をかけているイングランド代表サポーターは多いはずだ。