ボローニャが公式サイトで発表「あなたは私たちの心の中に生き続ける」

 イタリア1部セリエAのボローニャは、現地時間12月16日にシニシャ・ミハイロビッチ前監督の逝去を発表した。現役時代は世界有数のフリーキック(FK)の名手として名を轟かせており、直接FKから28得点という記録は現在もセリエAの歴代最多得点となっている。

 現役引退後は、イタリアの名門インテル、フィオレンティーナ、ミランなどでも指揮を執り、カターニャでは元日本代表FW森本貴幸氏、ミランでは元日本代表MF本田圭佑、ボローニャでは日本代表DF冨安健洋の指導もしていた。

 ボローニャはクラブの公式サイトで「さようなら、ミスター。あなたは私たちの心の中に生き続ける」と見出しを打ち、ミハイロビッチ監督の逝去を発表。クラブで指揮を執っていた2019年7月に白血病であることを公表したこと、その後も今年9月に解任されるまで指揮を執り続けたことなどを伝えている。

 訃報を受けて、選手として指導を受けた本田、冨安も反応。本田は自身の公式ツイッター上で、「Sinisa, thank you for everything. R.I.P.(シニシャ、すべてにありがとう。安らかに)」と英語でメッセージを送った。また、ミハイロビッチ氏がアーセナル移籍の際に「アーセナルに胸を張って送り出せるまでに育てることができた」と評価した冨安もイタリア語で自身の公式インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)を更新。「Imparato tante cose da te grazie mister Rip(あなたから多くのことを学びました。ありがとうミスター。安らかに)」と綴っている。(FOOTBALL ZONE編集部)