サントス監督の長期政権は幕を閉じた

FIFAワールドカップ・カタール大会では準々決勝でモロッコに敗れ、大会を後にしたポルトガル代表。先日フェルナンド・サントス監督の退任が決まったが、後釜は誰になるのか。
 
グループステージを2勝1敗という成績で勝ち抜け、決勝トーナメント1回戦ではスイスを6-1で下したポルトガル。ところが、続く準々決勝では今大会のダークホース、モロッコの堅守を崩すことが出来ず、1-0で敗北。ベスト8でカタールの地を去ることになった。
 
この結果を受け、ポルトガルサッカー連盟は2014年9月から代表チームの指揮官を務めていたサントス監督の退任を発表。EURO2016やUEFAネイションズリーグ2018-19で優勝するなどポルトガルに栄光をもたらしたが、ワールドカップでは結果を残すことが出来なかった。
 
後任候補には、現在ローマを率いるポルトガル人指揮官モウリーニョ氏の名前が挙がっている。代表レベルで指揮をとったことはないが、インテル時代にはイタリア史上初となる三冠獲得を成し遂げ、他にもチェルシーやレアル・マドリードなど、数々のビッグクラブでタイトルを手にしてきた。クラブレベルでの実績は歴代屈指だ。
 
伊『Corriere dello Sport』によれば、モウリーニョ監督は2024年のEUROと2026年のワールドカップに向けてポルトガルを指揮するという話に興味をそそられているようだが、ひとまずはローマでの仕事に集中したいと考えている模様。ローマとポルトガル代表の指揮官を兼任するという案も挙がっていたようだが、この可能性はないという。モウリーニョ監督の代理人であるジョルジュ・メンデス氏は、ポルトガルサッカー連盟のフェルナンド・ゴメス氏と面会し、この案に対するモウリーニョ監督の意向を報告したようだ。
 
その一方、現在2024年までとなっているローマとの契約を1年早く打ち切るという選択肢もあるようで、モウリーニョ監督とローマは今後も話し合いを進めていくことになりそうだ。それが実現した場合、モウリーニョ監督は2023年6月までローマで指揮をとり、以降はポルトガル代表の指揮官を務めるという道筋が有力だろう。
 
昨季はローマをUEFAカンファレンスリーグ初代王者に導き、14年ぶりのタイトルをクラブにもたらしたモウリーニョ監督。ローマをさらに上へと押し上げる彼の姿も見たいところだが、やはり代表を率いる彼の姿にも期待してしまう。一体どのような結末を迎えるのか。