アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/イングランド)が、FIFAワールドカップカタール2022決勝フランス代表戦の前日会見に臨んだ。17日、アルゼンチン紙『オレ』がコメントを伝えた。

 36年ぶり3回目の優勝に向けて、史上3チーム目となる連覇を目指すフランス代表と頂点で対戦する。E・マルティネスは、「コパ・アメリカでブラジルに勝ったときも、優勝候補はブラジルだった。今も同じように、フランスが優勝候補と言われている。でも、僕たちには史上最高の選手という秘密のアドバンテージがある。良い守備があれば、ゴールに到達するチャンスはたくさんある」と語り、決勝の舞台でもリオネル・メッシが躍動することを確信している。

「彼はとても幸せそうだ。彼はピッチの上でとても気分良くプレーしている。コパ・アメリカでは、偉大なメッシを見た。今回のワールドカップで、彼はコパ・アメリカからまた一つ進化した。身体的にも、サッカー的にも良くなっている。コパ・アメリカのメッシを超えるのはかなり難しいが、彼はそれをやってのけた。彼はとてもいいプレーをしているし、それがチーム全体に大きなエネルギーを与えている」

 それでも、フランス代表への警戒は怠らない。「彼らはファイナルサードで脅威となり、素晴らしいDF、素晴らしいGKがいる。1人の選手だけではない。彼らがいかに優れているかはわかっているが、僕たちの試合をするつもりだ」と語ったE・マルティネスは、冷静さを保つことが試合の鍵になると予想している。

「勝ちたいという欲求は、自分たちにとって不利に働くことがある。冷静さを保ち、これまで通りのプレーをしなければならない。10秒足らずでネットを揺らすことができる相手のカウンターアタックをコントロールしなければならない。冷静さを保ち、サッカーの試合でありながら、世界の決勝でプレーしていることを自覚することが重要だ」