18日、ついにFIFAワールドカップカタール2022の決勝が行われる。
36年ぶり3度目の優勝を目指すアルゼンチン代表、2大会連続3度目の優勝に期待がかかるフランス代表が激突。結末はもちろんのことだが、同時にゴールデンブーツ賞(得点王)争いの行方にも注目が集まる。
試合前の得点ランキングでは、5ゴールでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとフランス代表FWキリアン・エンバペ、4ゴールでアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスとフランス代表FWオリヴィエ・ジルーが並んでいる。そのほかの複数得点を挙げた選手は全員すでに大会を終えており、実質的に上記4人がゴールデンブーツを争うことになる。
最終的な得点数が並んだ場合は、まずアシスト数で優劣をつけることになる。現在のアシスト数は、メッシが「3」、エンバペが「2」で、アルバレスとジルーはまだアシストを記録していない。
アシスト数も並んだ場合、出場時間が最も短い選手にゴールデンブーツ賞が与えられる。メッシは準決勝まで全試合にフル出場し、エンバペは途中出場となったチュニジア戦以外の5試合でフル出場している。ジルーは約383分、アルバレスは約364分プレーしている。限りなくゼロに近い可能性だが、ゴール数、アシスト数、出場時間もピッタリ並んだ場合は、ゴールデンブーツがシェアされることになる。
アルゼンチン代表の選手が得点王なら、1930年のギジェルモ・スタービレ氏(8得点)、1978年のマリオ・ケンペス氏(6得点)に次いで史上3人目となる。一方、フランス代表の選手がゴールデンブーツを獲得することになれば、1958年のジュスト・フォンテーヌ氏(13得点)以来、史上2人目の快挙達成となる。
35歳のメッシか36歳のジルーがゴールデンブーツを獲得した場合は、W杯の最年長記録を更新することにもなる。決勝の舞台でゴールネットを揺らし、母国を頂点に導いて得点王に輝くのは果たしてどの選手になるのだろうか。