フランスとの決勝戦制し、長年待ち焦がれたタイトルをついに獲得

 カタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチン代表が3度目の優勝を成し遂げて幕を閉じた。キャプテンのFWリオネル・メッシは長年待ち焦がれたタイトルをついに獲得し、名実ともに史上最高の選手となった。

 決勝戦は2連覇の懸かるフランス代表との激闘だった。メッシが2得点、FWキリアン・ムバッペがハットトリックと両チームのエースストライカーが期待を裏切らない活躍を見せた3-3の打ち合いが繰り広げられた。延長を含めた120分間で決着は付かず、PK戦へ。メッシはアルゼンチンの1人目としてきっちり成功させた。最終的にはアルゼンチンがPKスコア4-2で勝利した。

 メッシにとってはこれが2014年ブラジルW杯に続く2度目のファイナル。ドイツ代表に敗れた無念の一戦から約8年半の空白を経てついにW杯タイトルを獲得。母国のレジェンド、ディエゴ・マラドーナとの比較では常にW杯優勝経験がないことを持ち出されていたが、その論争にも終止符を打つことになった。

 英紙「デイリー・メール」のツイッターは「議論は終わりだ。リオネル・メッシがGOAT(Greatest of all time)だ」とメッシに史上最高の称号を与えた。これに異論を唱えるものはいないだろう。

 フットボールの世界で数々の歴史を塗り替えてきたメッシ。カタールの地でついに伝説となった。(FOOTBALL ZONE編集部)