明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)チュニジア代表でデンマーク1部オーデンセBKに所属するFWイッサム・ジェバリ(30)の獲得交渉を進めているようだ。19日、デンマーク紙『B.T.』が報じている。
身長186cmで両利きのジェバリは、チュニジアやスウェーデン、ノルウェー、サウジアラビア国内クラブへて2019/20シーズンからオーデンセBKに在籍。直近数シーズンにわたり攻撃陣の主力選手として活躍しており、今季もここまでデンマーク1部リーグ戦17試合中13試合の先発出場で4ゴール3アシストと結果を残している。
また同選手は2018年9月のアフリカネイションズカップ予選でチュニジア代表デビュー。しばらく代表招集から遠ざかっていたが、今年6月2日のキリンカップサッカー2022・チリ戦で1得点。5日に行われた日本代表との一戦でもゴールを決めると、カタールW杯のグループリーグ全3試合に出場していた。
『B.T.』の報道によると、ガンバ大阪はすでにオーデンセBKに対してジェバリ獲得のオファーを提示しており、クラブ間交渉が進行中とのこと。
ただオーデンセBKの幹部は『B.T.』のインタビューにて「ジェバリにはオファーが届いている。彼が我々の攻撃陣にとって最も意味のある選手であることを忘れてはならない。我々は彼のことを非常に高く評価しているんだ」と同選手の放出に難色を示しているという。
なおガンバ大阪の外国籍選手では、FWパトリック(35)やレアンドロ・ペレイラ(31)、MFウェリントン・シウバ(29)の3選手が契約満了により退団。攻撃陣の大幅な入れ替えに動く中、ここにきてカタールW杯に出場した大物選手獲得の可能性が浮上している。