カタール・ワールドカップ(W杯)で、36年ぶり3度目の優勝を果たしたアルゼンチン代表。アルゼンチン政府は、この優勝を祝し、祝日にすることを急遽決定した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。

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18日に閉幕したカタールW杯。決勝では、アルゼンチンとフランス代表が対戦した。

5大会連続の出場となり、アルゼンチンの英雄でもあるFWリオネル・メッシにとって最後のW杯となった今大会。唯一手にしていないトロフィーのため、チーム一丸となって戦ったアルゼンチンは、そのメッシとアンヘル・ディ・マリアのゴールでリードを奪う。

フランスは全く良いところなくこのままアルゼンチン勝利と思われた中、80分、81分とキリアン・ムバッペの連続ゴールで追いつかれ延長戦突入。その延長戦ではメッシのゴールで勝ち越すも、三度ムバッペにゴールを許してPK戦に突入したが、なんとか4-2で勝利を収めて優勝を果たした。

1986年以来のW杯制覇、そしてアルゼンチン国民が望んだメッシのW杯優勝という事態を受け、アルゼンチンのアルベルト・フェルナンデス大統領は12月20日を祝日にすると宣告。アルゼンチン代表が帰国する日であり、国全体を上げて祝福しようという考えだという。

すでに優勝が決まった段階でアルゼンチン国民の祝賀ムードは最高潮に。多くの国民が広場に集まって祝い、大騒ぎになっていた。

なお、アルゼンチン代表はすでにカタールを出発し、ブエノスアイレスのレプブリカ広場では大勢の国民がチームを迎えて改めて祝福するとのこと。パレードを行う中で、混乱を防ぐこと、警備体制を整えることも併せて、祝日にすることを緊急で決めたとのことだ。

カタールW杯ではこのアルゼンチンをグループステージ初戦で下したサウジアラビア代表を祝し、翌日が祝日になっていたが、そこで負けたアルゼンチンも祝日を制定するという異例の事態となった。

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