両者複数得点を決める試合に
FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝カードは、アルゼンチンとフランスによる一戦となった。
アルゼンチンのリオネル・メッシと、フランスのキリアン・ムバッペのエース対決は大きな注目を集め、その2人は決勝の舞台でも主役となる。延長戦までもつれ込み3-3でPK決着となった好ゲームにおいて、メッシは2ゴールを決めてチームを優勝に導く原動力に。ムバッペも敗れはしたものの、決勝でハットトリックを記録する脅威の活躍で、メッシを抜き去り単独で得点王を獲得。試合前から注目されていたエース対決は、想像を越える大激戦となった。
さらに両エースは、クラブでは同じパリ・サンジェルマンに所属するチームメイトだ。昨季バルセロナからメッシが加入し、今季のリーグ・アンで首位を走るチームの前線を両者がけん引している。
そんな両選手の対戦となったことで決勝前からPSG対決としても注目を集めた一戦は、PSGサポーターからすれば、より熱の入った決勝戦となったことだろう。
また英『The Athletic』の記者であるリチャード・アモファ氏は自身のTwitterにてそのことについて触れている。現在のPSGのオーナーがカタール・ファウンデーションであることから「カタールの所有するPSGの2人のスタープレイヤーが、カタールのワールドカップ決勝で対決する」と投稿した。
最終的にはメッシに軍配が上がったPSG対決。サッカー界を代表する2人のスターは、同じチームで切磋琢磨しているのだ。