サークル・ブルッヘ所属の日本代表FW上田綺世が、2022-23シーズン再開への意気込みを語った。19日、ベルギーメディア『Nieuwsblad』がコメントを伝えている。

 今夏に鹿島アントラーズからサークル・ブルッヘに加入した上田。加入当初は適応に苦しんだものの、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)第6節で移籍後初ゴールを記録すると、その後は得点を量産。シーズン中断までに公式戦18試合に出場し8ゴールを挙げる活躍を見せた。ベルギーでの活躍が評価された同選手はFIFAワールドカップカタール2022に臨む日本代表メンバーにも選出。グループE第2節のコスタリカ代表戦ではスタメン出場を飾った。

 世界の大舞台を経験した上田は「ベルギーではフィジカル面がより重視されるので、調整が必要でした」と加入当初を振り返りつつ、「今はもうプレー環境にも慣れましたし、以前より効率良くプレーできていると思います。W杯のメンバーに選ばれたのも、ヨーロッパでの経験があったからだと思っています。このクラブが自分にとって正しい選択だったとカタールで実感することができました」とコメント。続けてシーズン再開への意気込みを次のように示した。

「カタールから日本へは戻らず、直接ブルッヘに戻りました。サークル(・ブルッヘ)での重要で忙しい1週間が待っていますし、元々そのような合意を結んでいました。火曜日にはヘントとのカップ戦がありますし、金曜日のメヘレン戦でリーグは再開されます。すぐに戻ってきた代わりに来週には7日間の休暇をもらうことになっています」

「W杯の熱気が漂う国から落ち着いた雰囲気のブルッヘに戻ってきたので、慣れるまでには少し時間がかかりましたね。でも、すぐに仕事に戻る必要がありましたし、トレーニングにも合流しました。そのおかげで先週の土曜日のムスクロンでの試合ではゴールを決めることができました。続けていくための準備はできています」