カタールでさらに評価を高めることになるか

ワールドカップ・カタール大会に出場する日本代表が抱える問題点は得点力不足だ。

センターフォワードにはこれといった人物がおらず、代表での経験値が豊富な大迫勇也やセルティックで得点を量産する古橋亨梧はメンバーから外れている。上田綺世、浅野拓磨、前田大然、町野修斗と4人のストライカーが招集されており、彼らの中から飛躍を掴む選手は現れるのか。

そんなCFとは打って変わってサイドには期待できる選手が揃っている。右サイドには伊東純也、堂安律、左サイドには久保建英、三笘薫、相馬勇紀がいる。

仏『Get French Football News』ではW杯での活躍に期待するリーグ・アンの選手を取り上げており、スタッド・ランスでプレイする伊東に注目している

柏レイソルからベルギーのヘンクで海外初挑戦を果たしており、20-21シーズンはベルギーリーグで11ゴール14アシストを記録。相棒のポール・オヌアチュと共に得点を量産し、昨季も13アシストと2季連続での二桁アシストを達成した。

前述した活躍もあってベルギーからのステップアップが期待されており、今夏5大リーグへの移籍を果たした。スタッド・ランスでの定位置は確保済みで、オヌアチュに代わる新たなパートナーとしてフォラリン・バログンとチームの攻撃をけん引している。

同メディアが挙げる伊東の強みは両足を使えることによるプレイの幅の広さと高精度のクロスだ。今季はサイドだけでなく2トップの一角として起用されることもあり、プレイの幅はさらに広がったといえる。

「伊東の欧州トップリーグへの挑戦は遅すぎたかもしれないが、29歳の彼にはまだ全盛期が2シーズンほど残されている。もし、もっと早くヘンクから移籍していれば5大リーグでトロフィーを争うチームの一つで活躍できたかもしれない」

伊東への評価は高く、早い段階でステップアップしていれば5大リーグの中でもさらにトップのチームでも活躍出来ていたというのが同メディアの見解だ。実際に攻撃時の迫力は素晴らしく、アジア最終予選では4試合連続得点を記録している。今でこそ三笘が台頭したが、以前までの日本の攻撃は伊東頼りだった。スペインやドイツ相手にも個で立ち向かえる選手であり、活躍に期待した委。