ブラジルメディア『UOL』が、カタールワールドカップを才能発掘の祭典であると見立て、ビッグクラブに狙われた10人の選手を選出した。SCフライブルクに所属する24歳の日本代表MF堂安律については、ローマ移籍の可能性が浮上しているとして、その中の一人に選ばれている。

 堂安はカタールワールドカップの初戦で、0-1で迎えた75分に同点ゴールを決めた。その得点が反撃の狼煙となり、2-1の逆転勝利に繋がっている。また、3戦目のスペイン戦でも、0-1の48分に同点ゴールを決め、2-1の逆転劇に繋げた。強豪2カ国を相手に結果を残したこともあり、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いる名門ローマが、堂安の獲得を検討しているとの噂が流れている。

 同メディアは、カタールワールドカップについて「あまり有名ではない選手にとって、ショーケースになった」と伝え、「我々が選んだ10人は、今後数週間から数ヶ月でチームを変更し、今後数年間でさらに注目を集める可能性がある」と報じている。

 選ばれたのはエンソ・フェルナンデス(アルゼンチン代表)、アゼディン・ウナヒ(モロッコ代表)、ソフィアン・アムラバト(モロッコ代表)、ヨシュコ・バルディオル(クロアチア代表)、ハリー・サウター(オーストラリア代表)、コーディ・ガクポ(オランダ代表)、ミスラフ・オルシッチ(クロアチア代表)、堂安(日本代表)、モイセス・カイセド(エクアドル代表)、チョ・ギュソン(韓国代表)の10人だ。

 同メディアは堂安に関する寸評で「大会へ向けて準備した堂安は、カタールワールドカップでその地位を獲得し、勝利したドイツ戦とスペイン戦でゴールを決めた。このパフォーマンスにより、彼は今後数ヶ月でフライブルクを離れることになるだろう。モウリーニョ監督が率いるローマが、彼に注目している」と述べている。

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