アルゼンチン代表が3度目の優勝を飾って、幕を閉じたカタールワールドカップ。次は4年後の2026年ワールドカップだが、国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、将来的にワールドカップを3年に1度開催する形式に変更することを検討しているようだ。英メディア『90Min』が報じている。

 今大会は中東のカタールで開催されたが、夏場は非常に気温が高くなるため、史上初の冬開催となった。欧州リーグのシーズン真っ只中で開催されるため、開幕前には選手が怪我をしやすくなる、大会でのサッカーの質が損なわれる、といった多くの批判があった。しかし、結果的には非常に面白い試合が続出し、記録的な収益にも繋がっている。

 前例を覆しながらも成功をおさめたことで、暑い地域でも開催できることを証明した。同メディアによると、将来的には再び冬開催、再度アラブ諸国での開催、さらには4年ごとではなく3年ごとに1度開催する形式に変更することを、インファンティーノ会長は考えているようだ。

 次の2026年ワールドカップはカナダ・メキシコ・米国の3カ国共同開催で、参加国は32カ国から48カ国に増加する。2030年ワールドカップの開催地は決まっていないが、サウジアラビア・エジプト・ギリシャという初の複数大陸開催という案も浮上しており、今後も前例を覆していくかもしれない。

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