カタール・ワールドカップ(W杯)でダークホースとして注目を集めたモロッコ代表は、現地時間12月20日に帰国し、凱旋パレードを行なった。
海外メディア『TRT World』によれば、この日、空港に降り立ったモロッコ代表の選手とスタッフは、オープンカーに乗り込み、首都ラバトに向けてのパレードを敢行。数万人のファンが集まる大騒ぎになったようだ。
モロッコは今大会で、ベルギー、スペイン、ポルトガルといった強豪国を次々と撃破。その躍動ぶりはフットボールファンの目に留まり、一躍今大会の注目国に躍り出た。惜しくも準決勝でフランスに敗れ、3位決定戦のクロアチア戦にも負けたが、その戦いぶりには称賛の声が上がっている。
「人が広場を埋め尽くした。W杯のベスト4に食い込んだアトラスの獅子たちは、モロッコのファンが万単位で待ち受けた様子に非常に驚いていたようにも、楽しそうにも見えた。沿道からの大声援は途切れることなく、広場に到着するまで、選手たちに降り注いでいた」(『TRT World』)
【動画】道端を埋め尽くしたモロッコのファン! 大声援を送るも、決められたルールは順守している様子をチェック
また、モロッコ代表の一員であるアブデルラザク・ハムダラーは、自身のインスタグラムを通じて、このパレードの一部始終を公開し、大きな反響を呼んでいる。
ハムダラーは「なんて光景だ。この国が大好き」と綴り、母国愛全開の様子。ファンからは「アルゼンチンのファンよりも行儀が良い」「アフリカと君たちを誇りに思う! 」「国民の喜びが伝わってくる」「美しい写真だ」「こんなに一体感があるなんて、なんて素敵なんだ」「意外ときちんとエリアを守っているのがビックリした。車の上には立ってたけど」「間違いなく熱狂的だ笑」といった声が集まった。
旋風を巻き起こし、激闘を終えた戦士たちは、国王モハメド6世と会食したという。モロッコの、ひいてはアフリカ大陸の“開拓者”となった彼らの今後に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部