首位ナポリを勝ち点差8で追う2位ミラン
ワールドカップ・カタール大会が幕を閉じ、イタリアのセリエAは来月4日から再開する。ミランはアウェイのサレルニターナ戦が控えているが、怪我人なども出ているためセンターフォワードが手薄。FWアンテ・レビッチやFWチャールズ・デ・ケテラエルが代役を務める可能性がありそうだ。
今季は昨季と同様にFWオリヴィエ・ジルーが務めることの多いミランの1トップ。FWズラタン・イブラヒモビッチは昨季終了後から長期離脱中であり、ジルーの欠場時はレビッチやFWディボック・オリギが代役を務めることが多かった。
伊『MIlannews.it』によれば、ワールドカップ決勝を戦い終えたばかりのジルーは、ミランに合流するのが今月30日と見込まれているようで、サレルニターナ戦はベンチスタートが予想されるという。その上、オリギが現在負傷中のため、ジルーの代役はレビッチが最有力となる。しかし、デ・ケテラエルのCF起用も2つ目の選択肢として考えられるようだ。
デ・ケテラエルは今季からミランに加入した21歳のベルギー代表選手であり、ワールドカップでも1試合に出場。ミランではトップ下が主戦場となっているが、前線のさまざまなポジションをこなすことができるアタッカーだ。
今季はここまで公式戦18試合に出場してノーゴール1アシストと期待されるような結果を残すことができていないが、ゆくゆくはミランの攻撃の中心を担うことが期待される。
同メディアによれば、ミランを率いるステファノ・ピオリ監督は、デ・ケテラエルをサレルニターナ戦でCFとして起用する可能性があるとコメントした模様。前所属先のクラブ・ブルージュでも偽9番としてプレイした過去があることを併せて伝えている。
トップ下を務められる選手はデ・ケテラエルの他にも、MFブラヒム・ディアスやMFラデ・クルニッチなどがおり、そのポジションは比較的充実している。それだけに、ジルー頼みになりがちなCFでデ・ケテラエルを本格起用できるようになれば、ミランにとっては非常に大きい。サレルニターナ戦では彼の起用法に注目だ。