決勝のアルゼンチン戦のハーフタイムで見せたスピーチが反響を呼ぶ
カタール・ワールドカップ(W杯)決勝が12月18日に開催され、アルゼンチン代表がPK戦の末にフランス代表を破り、36年ぶり3度目の優勝を果たした。フランスは敗れたものの、FWキリアン・ムバッペのハットトリックで2度にわたって追い付くなど激戦を見せた。そんななか、ハーフタイムにムバッペが見せた“演説”が話題を呼んでいる。
決勝のフランスは前半から2失点する苦しい展開。しかし後半35分、36分とムバッペが2点を連取して延長戦に持ち込むと、再びリードを奪われて迎えた延長後半13分にムバッペがハットトリックとなるPKを決めて同点とした。PK戦は惜しくも2-4で敗れたものの、フランスの粘りとムバッペの驚異的な得点力は強いインパクトを残した。
そして、ここに来て注目されているのが、ハーフタイムにフランスのロッカールームでムバッペが披露したというスピーチだ。動画ではムバッペが「これはW杯決勝、一世一代の大舞台だ。これ以上悪いパフォーマンスはないだろう。このまま相手の好きにやらせるのか、それともインテンシティーを上げてデュエルに臨むのか、できることはある。2点ビハインドだが、僕たちは逆転できる。4年に1度の舞台だぞ!」と熱い言葉をチームメイトにぶつけている。
その後、フランスは逆転こそできなかたが、ムバッペの活躍で激闘を演じたのは前述のとおり。英紙「デイリー・メール」は「ムバッペの成熟とリーダーシップが輝いた」と称賛し、「ザ・サン」は「ムバッペの奮い立たせる演説がチームを同点劇に導いた」と報じた。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」も「ムバッペは不利な状況でチームメイトを奮い立たせた」と称賛している。
ピッチ上でも規格外のプレーを見せるムバッペ。20日に24歳の誕生日を迎えたばかりだが、チームリーダーとしても抜群の存在感を発揮していた。(FOOTBALL ZONE編集部)