ドイツ1部SCフライブルク所属の日本代表MF堂安律(24)は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)のドイツ戦とスペイン戦で同点ゴールをマーク。ローマやミラン、アーセナルなど複数クラブが移籍先候補に挙がる中、マンチェスター・シティが同選手獲得オファーを用意しているようだ。
ドイツメディア『シュポルト1』は22日に「カタールW杯のスター選手たちに待ち受けるメガディール」という見出しのもと特集記事を掲載。堂安律やアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(ベンフィカ)、クロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(RBライプツィヒ)、モロッコ代表MFアゼディン・ウナヒ(アンジェSCO)、クロアチア代表GKドミニク・リバコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)ら8選手を取り上げている。
また堂安律について「日本代表がドイツやスペインを抑えてベスト16入りするとは、誰が想像しただろうか。この意外なサクセスストーリーに大きく貢献した選手が、堂安律である。彼はドイツ戦、スペイン戦でいずれも日本代表の攻撃陣を活性化させ、重要な同点弾をマークした」と綴り、グループEにおける波乱の立役者として紹介。
その上で「堂安律がPSVアイントホーフェンからSCフライブルクに移籍したのは、今年7月だ。しかしカタールW杯開催期間中に、ローマとマンチェスター・シティが彼へのオファーを検討しているという噂が流れている」と、すでにビッグクラブが同選手獲得に乗り出している現状をリポートしている。
堂安律の去就についてはイタリアメディア『Diretta Goal』は今月3日に「堂安律は本田圭佑につづいてミランのユニフォームに袖を通す日本人選手となるかもしれない。ミランはカタールW杯であまりにも好調な日本代表選手に、本気でオファーを出す可能性がある。アタランタにも同様のアイデアがある」と報道。
英メディア『フットボール365』が、同選手の移籍先候補を「アーセナルを含めた5クラブ」と紹介すると、ブラジルメディア『UOL』は「今後数ヶ月でSCフライブルクを退団するだろう」と伝えていた。
また米メディア『FOX』メキシコ版は今月18日、SCフライブルクの態度について「ワールドカップ前の市場価値は1200万ドル(約16億3000万円)だったが、SCフライブルクはこの金額以上のオファーにしか応じないだろう」と見解を示している。