オンライン署名サイトで活動
カタール・ワールドカップ(W杯)はアルゼンチン代表が36年ぶり3回目の優勝を果たして幕を閉じたが、その決勝戦で敗れたフランス代表を支えてきたサポーターたちは納得がいかない模様だ。フランスのオンライン署名サイト「MesOpinions」では、決勝戦の再試合を求める署名が約20万人から寄せられている。
決勝戦はポーランドのシモン・マルチニアク主審が担当したが、延長戦までの120分間で両チーム合計3回のPKが与えられた。フランスの有力紙「レキップ」では、この試合のマルチニアク主審には採点で「2点」がつけられている。
特にフランスのサイドにとっては、前半にアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアの突破をフランス代表FWウスマン・デンベレが倒してしまったシーンでのPK判定の是非、後半にフランス代表FWマルクス・テュラムがペナルティーエリア内で倒れたところ、シミュレーションと判定されたこと、さらには延長後半にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがゴールした場面で、アルゼンチンのベンチメンバーがピッチ内に入っていたことが不服な要素となっているようだ。
この署名サイトでは国際サッカー連盟(FIFA)を署名の送り先としたいうえで、概要は「審判団が完全に買収されていたため」と記載されている。それでも、日本時間12月23日の午前11時ごろの時点ですでに20万人に近い数の署名が寄せられている。
実際にこの要求が成立するかは別の問題として、史上3か国目の連覇を目指したフランスはあと一歩で栄冠に届かなかった。しかしPK戦から表彰式、それ以降でのアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの行動に対しての大きな批判も含め、フランスではこのゲームに対する怒りの感情が冷めやらない模様だ。(FOOTBALL ZONE編集部)