マンチェスター・シティからの興味をドイツメディアが報じる

 ドイツ1部フライブルクの日本代表MF堂安律は、カタール・ワールドカップ(W杯)で2得点を挙げてドイツ代表戦(2-1)、スペイン代表戦(2-1)の勝利に貢献した。ドイツメディアは“メガオファー”の可能性を指摘し、冬の移籍市場でのビッグクラブ加入もあり得ると報じている。

 堂安は今夏の移籍市場でフライブルクに加入。今季ここまでリーグ戦15試合2得点を記録している。日本代表の一員としてカタールW杯に出場すると、グループ初戦のドイツ戦と第3戦のスペイン戦でともに貴重な同点ゴールをマーク。日本の2大会連続となるベスト16進出に大きく貢献した。

 ドイツメディア「SPORT1」は「W杯スターを待ち受けるメガオファー」と題して、さらなるビッグクラブ移籍の可能性がある選手たちを特集。「莫大な利益を上げる冬の移籍があり得る選手たちの候補」として、8選手をピックアップした。

 優勝したアルゼンチン代表のMFエンソ・フェルナンデス(ベンフィカ)をはじめ、躍進モロッコ代表からMFアゼディン・ウナヒ(アンジェ)、日本を下してベスト4まで進んだクロアチア代表からDFヨシュコ・グバルディオル(RBライプツィヒ)とGKドミニク・リバコビッチ(ディナモ・ザグレブ)など錚々たる顔ぶれ。そのなかに堂安も選ばれた。

 記事では「ブンデスリーガのドリブルアーティストは、驚くべきサクセスストーリーの主役を担った」とW杯での活躍を評価。「24歳のMFはPSVからフライブルクに移籍したばかりだが、ASローマの噂だけでなく、マンチェスター・シティも最初のオファーを検討しているようだ」と世界的ビッグクラブからの興味を報じている。

 このほかにはオランダ代表FWコーディ・ガクポ(PSV)、ポルトガル代表FWゴンサロ・ラモス(ベンフィカ)、クロアチア代表、ガーナ代表MFモハメド・クドゥス(アヤックス)が選出された。

 堂安はフライブルクで好調なシーズンを送っており、今冬の移籍の可能性は低そうだが、その評価は着実に高まっているようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)