アンジェに所属するモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒ(22)が、自身の去就について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

 2021年夏にアンジェに加わり、今季もここまでリーグ・アン14試合に出場しているウナヒ。日本代表を率いた過去を持つバヒド・ハリルホジッチ氏の下でデビューを飾ったモロッコ代表ではカタール・ワールドカップ(W杯)のメンバーに選出され、全7試合に出場すると、アフリカ勢初のベスト4進出に大きく貢献した。

 カタールW杯で評価を急上昇させたウナヒに対して、ナポリやインテルのセリエA勢に加えて、レスター・シティなど複数クラブが熱視線。そのなかで、モロッコ代表MFは自身のステップアップ先について、スポーツプロジェクトを優先する意向であることを明らかにした。

 「そのことを会長にも伝えたよ。スポーツプロジェクトが最初だ。僕には好きなリーグがあるわけでもなく、理想の行き先があるわけでもない。僕はまず、スポーツプロジェクトを確認する。これから、行くクラブではまだまだ自分のクオリティを発揮できるように進歩していかなければいけない」

 「僕はスポーツプロジェクトや、クラブの利益だけでなく、僕の利益も考えている。だから、はっきりさせておくけど、このリーグが良いとかというのはないんだ。本格的なスポーツプロジェクトがあれば、そこに行くつもりだよ」