森保ジャパンの一員として先のワールドカップの出場した久保建英が12月29日に『WOWOW』で放送された「久保建英 スペシャルドキュメンタリー ~21歳が見据える新たな舞台~」で、大会について振り返った。

 初の大舞台に挑んだ21歳は、ともに歴史的勝利を挙げたドイツ戦とスペイン戦に先発出場を果たす。だが、ラウンド16のクロアチア戦は体調不良で欠場。試合の3日前に発熱し、翌日に検査をしたら、インフルエンザと診断されたという。

「すぐ調べましたね、インフルエンザが何日で治るのか。結局、間に合わなかった。熱も下がらず、菌もまだあったので、試合には出られなかった」

 細心の注意をしていたにもかかわらず、まさかの感染。「自分としては、誰とも合わずに、病気をもらいたくないから、家族と会う時間もありましたけど、それをせずに部屋にこもってたんで、本当にどこからもらったのか分からないですけど。本当にこんなにもったいないことあるのかな、と思いましたね」とその時の心境を振り返っている。
 

「部屋でひとりで見てましたね。結構身体がきつかったですけど、途中からヒートアップして熱も上がってきちゃって。終わった瞬間は一気に熱が冷めて。本当に覚えてないですけど。負けた瞬間は、ベッドの上で俺のワールドカップは終わったわって。4年前(のベルギー戦)も夜中だったんでベッドの上で、寝そうになりながら試合を見てて、4年後にメンバーに入ったのに、同じ終わり方かぁと。ちょっと、きましたね」

 久保は「(次のワールドカップまで)また4年後かと考えた時に、すごく遠い気がして、くるものがあるというか、4年後なのかと思っちゃいましたね」と率直な気持ちを明かしている。

 森保ジャパンで最年少の久保にとっても、「次は4年後」という事実を敗戦直後に受け入れるのは簡単ではなかったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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