リーグ再開初戦となるオサスナ戦からの復帰を予想

 レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英は、カタール・ワールドカップ(W杯)での戦いを終えてチームに帰還。久保の“復帰”に現地メディアは「重要な選手を取り戻す」と注目している。

 久保は今夏の移籍市場でソシエダに完全移籍で加入。開幕からレギュラーの座を掴み、ここまで公式戦17試合2得点4アシストを記録している。カタールW杯では初戦のドイツ代表戦(2-1)と第3戦のスペイン代表戦(2-1)に先発出場したが、決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦(1-1、PK:1-3)は体調不良で欠場となった。

 現地時間12月18日にW杯決勝も開催され、サッカー界は通常どおりのスケジュールへと戻っていくが、スペイン現地メディア「エル・デスマルケ」は久保のチーム合流について特集。「サムライの帰還」と見出しを打ち、次のように報じている。

「イマノル・アルグアシル監督は負傷によって数人の選手を失っているが、重要な選手を取り戻すことができる。タケ・クボだ。21歳の日本人はカタールW杯を終えて合流し、12月31日のリーガ再開のオサスナ戦に向けて調整していくことになる」

 そして、W杯によるリーグ中断前に肩を負傷していたことにも触れ、「最後にプレーしたのは11月9日のセビージャ戦だが、肩の問題で100%の状態ではなかった。しかしクラブへの忠誠心から、チームを助けるために犠牲を払っていたのだ」と指摘。チームに対する献身性を持つ久保の帰還を歓迎していた。

 ソシエダで好調なシーズンを送っていたなか、W杯という大舞台を経験してチームに戻る久保。後半戦でのさらなる活躍に期待が高まる。(FOOTBALL ZONE編集部)