【プレミアリーグ】エヴァートン1-4ブライトン(日本時間1月4日/グディソン・パーク)

 18歳の新星が漢気をみせた。三笘薫が身体を地面に叩きつけてピッチに倒れ込む中、エヴァートンはプレーを続行。これに対して怒りを露わにして試合を止めたのは18歳のファーガソンだった。チームメイトを想う若者の心意気に、ファンは「愛を感じる」と大絶賛した。

【映像】三笘愛が溢れてイエローカード

 43分、競り合いのシーンで、三笘が空中から落ちる形になり、ボックス内でうずくまってしまった。しかし、主審はプレーを止めずにそのままエヴァートンの攻撃を続行させ、ブライトンは10人での守備を強いられる状況になった。三笘の怪我の具合も心配な場面で、それを見かねたファーガソンはわざとファウルを犯しプレーを止めた。この行動に両チームの選手が反応し小競り合いになってしまい、ファーガソンにイエローカードが提示された。

 この一連の流れに対してABEMA視聴者は「息できないやつか」「胸打った?大丈夫?」と三笘の怪我の状況を心配する声に加え、「仲間あったかいな」「ファーガソンかっけぇ」「ファーガソンすき」「愛を感じる」と自らのファウルを犠牲にプレーを無理やりとめたファーガソンに対して賞賛のコメントで溢れた。

 ABEMAで解説を務めたの鄭大世氏は「先に飛んで体から落ちてるんで、1m以上の高さから体を叩きつけられている。ファーガソンも本来は普通のファールだったんですけど、場が荒れたことで、それを抑え込むためのイエローカードだと思うんですよね」と三笘の怪我の状態に加え、提示されたイエローカードについてこのように推測している。

 ファーガソンはこの試合で1ゴール1アシストとMVP級の活躍をみせた上に、仲間のために身を削った。漢気溢れるこの18歳が、今後ブライトンの顔になることは、まったく以て不思議ではない。
(ABEMA/プレミアリーグ)