アルゼンチン代表GKマルティネスの妨害行為がトリガーに?

 アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたカタール・ワールドカップ(W杯)。フランスとの決勝戦はペナルティーキック(PK)戦までもつれ込む大接戦となったなか、勝利したアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスの行為に非難が続出した。英紙「デイリー・ミラー」では、「GKがPKを妨害することが禁止されることになりそうだ」と、PKに新たな反則が加わることを伝えている。

 アルゼンチンとフランス代表の決勝戦は、3-3の大接戦の末にPK戦に突入。マルティネスは2人目のキッカーを務めたMFキングスレイ・コマンをストップ。3人目のキッカーであるMFオーレリアン・チュアメニは左に外し、アルゼンチンはキッカー4人が全員成功した。

 カタールW杯の大会最優秀GKを受賞するも、トロフィーを用いて卑猥なポーズを取り、ロッカールームでもFWキリアン・ムバッペに対しての問題行為も取り上げられ、批判の声が寄せられていた。

 そんななか、英紙「デイリー・ミラー」では「GKが相手の気を散らす行為を禁じる新ルールを導入する予定」と、PKに対して反則のルールが追加されることを伝えている。

「アルゼンチン代表のマルティネスがフランス戦で見せた反抗的な態度を受け、サッカー界の議員たちはGKが相手の気を散らすことを禁じる新ルールを導入する予定だ」

 同紙では新ルールについて、「GKがゴールライン上で踊ったり、面白いジェスチャーをすることも注意散漫と見なされるため、それを止める可能性もある」と、GKに対しての反則の内容を説明している。

 また英紙「ザ・サン」でもPKの新ルール追加について「エミ・マルティネスのワールドカップでの反則行為を受け、サッカー連盟は反則に関するルールブックを取り締まり、駆け引きに歯止めをかける」と、新たな反則が設けられることを伝えた。

 マルティネスが見せたW杯での行為から、新たな反則が追加されることになりそうだ。(FOOTBALL ZONE編集部)