ボーフム戦に先発出場、左足で先制点を決めるなど攻守で好プレー

 ドイツ1部シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝は現地時間4月9日に行われたブンデスリーガ第27節の敵地ボーフム戦に先発出場し、前半14分に左足の強烈なシュートで今季初ゴールをマークした。攻守に渡る活躍で3-2の勝利に貢献したレフティーは地元メディアの採点でチームトップの評価を受けた。

 残留争いの渦中に両チームによる直接対決。シュツットガルトでは伊藤とMF遠藤航が先発、MF原口元気が途中出場した。一方のボーフムではFW浅野拓磨が先発出場し、計4人の日本人選手がプレーしている。

 両チーム合わせて5ゴールが飛び交う乱打戦の口火を切ったのが伊藤だった。前半14分、左クロスのこぼれ球に反応し、ゴール正面からダイレクトシュートで豪快にネットを揺らした。今季リーグ戦25試合目の出番で初ゴールとなった。

 ドイツ地元紙「シュツットガルター・ツァイトゥング」の選手採点で伊藤には1.5点(ドイツでは1が最高点)が付けられ、チーム最高評価を獲得。「16メートルの位置からクロスバーの下を抜ける力強いシュート。守備では注意深くプレーし、スピードがある同胞の浅野拓磨にほとんどスペースを与えなかった。ビルドアップも正確だった」と攻守に渡る活躍を絶賛された。

 なお、チームメイトの遠藤と原口はともに3点の評価だった。

 シュツットガルトは勝点を23に伸ばし、16位に浮上。自動降格圏は脱し、15位ボーフムとの差を3に縮めた。17位ヘルタ・ベルリンとは1差、最下位シャルケとは2差とまだまだ予断を許さない状況は続いている。(FOOTBALL ZONE編集部)