将棋の王将戦挑戦者決定リーグ戦が10月21日に行われ、藤井聡太七段(17)が羽生善治九段(49)に82手で勝利し、3勝1敗の成績で挑戦権争いのトップに立った。対羽生戦においては、これで2戦2勝となった。
藤井七段と羽生九段の対局は、藤井七段が最年少での棋戦優勝を果たした、昨年2月の早指し棋戦・朝日杯将棋オープン戦の準決勝以来、2度目。公式戦初対決では、藤井七段が勝っていた。長時間の対局では、今回が初手合になったが、相掛かりの出だしから持ち時間こそ羽生九段がリードをしていたものの、形勢は徐々に藤井七段に。終盤が進むにつれて、はっきりと藤井七段がペースを握ると、そのまま力強く勝ち切った。