将棋の藤井聡太七段(17)が10月28日、王位戦予選で西川和宏六段(33)に118手で勝利し、挑戦者決定リーグ入りにあと2勝と迫った。次局は出口若武四段(24)と対戦する。
王将戦では7人総当たりの挑戦者決定リーグで活躍中の藤井七段だが、王位戦でも初の挑決リーグ入りを目指している。この日は過去1度の対戦で勝利していた西川六段相手に、居飛車対三間飛車の対抗形からスタート。一時は持ち時間で1時間近く差をつけられたが、中盤以降にペースを握ると、終盤の難しい局面でも鋭い指し手を連発。力強く勝ち切った。対局後は「序盤でいくつかミスがあった。戦いが始まってからは苦しい時間が長かったです。最後まで際どかったと思います。王位戦ではリーグ入りしたことがないので、そこを目指して頑張りたいです」とコメントした。