プロ将棋界唯一の団体戦「お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメント」の本戦トーナメント決勝、チーム藤井とチーム木村の対戦が9月18日に生放送され、第6局でチーム木村・池永天志五段(28)がチーム藤井・高見泰地七段(28)に199手で勝利、チーム成績を3-3のタイに戻した。
【中継】お~いお茶presents第4回ABEMAトーナメントチーム藤井VSチーム木村
両者得意の矢倉で始まった一局は、後手の高見七段が果敢に攻め立てる展開になったが、池永五段が冷静な対応を続け、薄かった玉の安全度を高めることに成功。豊富な持ち駒を活かしながら、脱出ルートを確保すると入玉に成功。諦めない高見七段の攻めをなんとか振り切った後は、確実な攻めで高見玉を討ち取った。
高見七段も、敗勢を自覚しながらチームのために最後まで諦めない姿勢が見られ、200手近い長手数に。視聴者からも感動の声が多数寄せられていた。
◆第4回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名漏れした棋士がトーナメントを実施、上位3人が15チーム目を結成した。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選、本戦トーナメント通じて、5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)