将棋の藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19)が9月20日、順位戦B級1組で木村一基九段(48)と、現在対局中だ。最年少名人記録の更新に向けて、今期も1期抜けを目指す藤井三冠は、ここまで4局を終えて3勝1敗。昇級争いに加わるためにも、熟練のベテラン相手に勝利を収められるか。戦型は相掛かりから始まった。
【中継】順位戦 B級1組 第5回戦 藤井聡太三冠 対 木村一基九段
藤井三冠は今年度、ヒューリック杯棋聖戦五番勝負、お~いお茶杯王位戦七番勝負でタイトル防衛、さらに叡王戦五番勝負で奪取に成功し、現在は渡辺明名人(棋王、王将、37)と並び、タイトル最多保持者になっている。棋王戦では挑戦者決定トーナメントで敗れたため、年度内に増やすことができるのは竜王、王将の2つだ。
名人挑戦には、A級で1位になることが条件だが、藤井三冠には最年少名人記録更新の可能性が残っている。現在の記録は谷川浩司九段(59)が持つ21歳2カ月。現在、19歳2カ月の藤井三冠は、今期B級1組で上位2人に入りA級に昇級、来期A級で挑戦権を獲得し、さらに奪取に成功すれば、記録更新できる。逆に今期昇級ができなければ更新はできない状況だ。
本局の対戦相手である木村九段とは過去に7局指し、6勝1敗と勝ち越している。ただ木村九段も王座のタイトルに挑戦中と好調。後手番から「千駄ヶ谷の受け師」の異名を持つ強固な受けを繰り出せば、藤井三冠であっても容易に打破できるものでもない。
持ち時間は各6時間で、先手は藤井三冠。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太三冠 和風山椒ポークカレー 木村一基九段 注文なし
【昼食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太三冠 5時間37分(消費23分) 木村一基九段 4時間45分(消費1時間15分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)