【米大リーグ】エンゼルス－アストロズ（9月21日・日本時間22日 アナハイム／エンゼル・スタジアム）
【中継】大谷翔平は「2番・DH」で出場
エンゼルス大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、1回1死からの第1打席で変化球に対応しながらもセンターフライに倒れた。10試合ぶりの45号を期待するファンからは、速球に詰まり、ただ変化球にはしっかりと対応した打撃に「いい当たりだけど飛ばなくなった」「しっかり当たっている」など、一喜一憂する声が乱れ飛んだ。
大谷は9月の月間打率が.196と低迷。一時は2位に5本差をつけていた本塁打王争いでも、現在はゲレロJr.（ブルージェイズ）、ペレス（ロイヤルズ）に抜かれ、2本差の3位の44本。日本人初のメジャー本塁打王に向けて、追撃の一発を放ちたいところだ。
エンゼルス打線が全体的に湿りがちという傾向もあってか、相手投手陣へのマークは厳しくなるばかり。後続の打者の不振から、大谷に対しては四球ならOKというように内角、外角を目いっぱいに使う攻め方も多い。チャンスボールも減る中、甘く入ってきたところを逃さず仕留められるかに注目が集まっている。
第1打席では、相手先発のウルキーディの速球に詰まりファウルとなるシーンも見られたが、カウント0-2と追い込まれたところから、球速差のある変化球に突っ込むことなく、じっくり残してセンターへ。ホームランにはやや勢いが足りなかったが、心配された引っ張りすぎの傾向は見られない打球となった。これにはファンからも「打撃よくなったな」「方向はええな」「いまのは悪くないだろ」と前向きなコメントもあり、また移籍後に活躍しているパイレーツ筒香嘉智外野手を引き合いに「筒香から4本ほどもらおう」という声まであった。
投打二刀流としても活躍する大谷に関しては、今季のMVPが濃厚と言われており、MLBの公式サイトで発表された専門家による投票でも、一時よりは差を詰められたものの、投手として2ケタ目前の9勝、打者として44本塁打という活躍が認められ、大差の1位となっている。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）
