【米大リーグ】ジャイアンツ2-9ドジャース(10月9日・日本時間10日 サンフランシスコ)
ナショナルリーグの地区シリーズ・ドジャースvsジャイアンツの2戦目、打線が繋がる形でジャイアンツ投手陣を打ち崩し、ドジャースが前夜の雪辱を晴らしたこの試合、ドジャースに貴重な追加点をもたらしたのは、レギュラーシーズン絶不調で打率1割6分5厘に終わったコディ・ベリンジャーだった。
ドジャース2-1で迎えた6回表ドジャースの攻撃。先頭の3番T・ターナーが左二塁打を放つと、続く4番J・ターナーが三振に倒れた後で、5番W・スミスは四球を選んでランナー一、二塁に。ここでジャイアンツは、1点のビハインドで粘投を続けてきたゴーズマンから2番手・レオンへとスイッチ。しかしそのレオンがピリッとせず、代わり端の6番テイラーにいきなりの四球で満塁に。そこで打席に立ったのが7番ベリンジャーだった。
ベリンジャーは、この日も2三振と、レギュラーシーズンでの低迷ぶりをそのまま引きずるかのような雰囲気が漂っていた。しかし第3打席、レオンの投じた真ん中やや高めの初球を鮮やかに弾き返すと、打球は勢い良く伸びて中二塁打に。三塁からT・ターナーが、二塁からスミスがそれぞれ生還し、チームに貴重な追加点をもたらすこととなった。これには解説の西岡剛氏(栃木ゴールデンブレーブス)も「投球としてはすごく甘く入ったんですけど、96、7マイルの球を1スイングでしっかりと捉えたベリンジャーはさすがですよ」と、その打撃を称賛した。
こうしたベリンジャーの快打に、ロバーツ監督をはじめ、ドジャースべンチも大盛り上がり。二塁ベース上でクールに微笑むベリンジャーに、スタンドのファンも両手を突き上げて大歓喜。ネット上の視聴者からも「ベリンジャー好き」「今日はベリンジャー打ったのが大きいな」「ベリンジャーも不調とはいえ、大事な場面で仕事するから凄いわ」といった様々な声が寄せられた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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