【米大リーグ】アストロズ5-4レッドソックス(10月15日・日本時間16日/ヒューストン)
アメリカン・リーグのリーグチャンピオンシップ、アストロズ対レッドソックスの初戦は、シーソーゲームを制する形でアストロズが5-4で勝利したが、この試合で注目を集めたのは、アストロズの2点ビハインドで迎えた6回裏の攻撃で、飛び出した斬込み隊長・アルトゥーベの同点弾だった。
【動画】168センチのアルトゥーベが特大弾
アストロズが2点を追う6回裏の攻撃、先頭の7番グリエルは、3球目を叩いてアッサリとキャッチャーフライに倒れたものの、8番マコーミックは、真ん中低めの球を逆らわずにセンター返し。二塁のレッドソックス・アローヨが懸命に飛び込むも、打球はアローヨのグラブを弾き、センターへと転がり、セカンド強襲ヒットとなった。しかし続く9番マルドナドがレフトフライに倒れたことで、2死一塁。やや反撃の流れが怪しくなる中で迎えたのが、この日はこれまでヒットがない1番のアルトゥーベだった。
アルトゥーベは、レッドソックス5番手・ハウクの投じた真ん中低めの抜け球のスライダーを強振。打球はそのまま瞬く間に、レフトスタンド最上段へと吸い込まれる2ランホームランとなった。実はこの直前、解説の西岡剛氏(栃木ゴールデンブレーブス)は、アルトゥーベの得意とする“ホットゾーン”について紹介した上で、小さな身体でも相手の球の力を利用する形で、遠くへと強い打球を飛ばせる「スライダーの抜け球がチャンスボールになる」としていたが、この打席で、痛打されたハウクが投じたのはまさにそうしたボールであったことから、西岡氏は「投げた瞬間“これですね”でしたね。ただね、その抜け球をひとスイングで決めるこのアルトゥーベのスゴさですよ」と驚嘆しつつ、改めてその打撃を絶賛した。
身長168センチと、メジャーではかなり珍しい160センチ台の小柄な選手として知られるアルトゥーベは2011年のメジャーデビュー当初から、俊足に加え、その非凡な打撃センスに定評があり、2014年にはシーズン225安打で打率.341、56盗塁で首位打者と盗塁王の2タイトルを獲得。この年から4シーズン連続で200安打以上を記録し続けた俊足巧打の理想的なリードオフマンとして活躍する一方で、2016年と2017年には24本塁打、2019年と今シーズンは31本塁打を記録するなど、強力なパンチ力をも併せ持つ強打者という一面もあることで知られている。
なお、そんなアルトゥーベが披露したこの試合の同点弾について西岡氏は「下からバットでしっかりと支えて回転つけて飛ばしているのでスタンドインしやすいと。スピンをかけてメジャーリーグの選手たちは、ボールを遠くに飛ばすという技術を持っていますよね」と解説。視聴者からも「アルトゥーベすげえええ」コレアとアルトゥーベはマジ化けもんやからな」「167cmのアルトゥーベがどうやってMLBでボコスカ撃ちまくってるか凄く気になる」「アルトゥーベ、公式発表だと168センチらしいけどそれでも盛ってるらしい。かわいい」「アルトゥーベの打球は何故あんなに飛ぶのだろうか。」「アルトゥーベもコレアもクソかっこいいわ 最強の二遊間やん」といった称賛の声を中心に、様々な反響が相次いで寄せられている。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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