【米大リーグ】アストロズ5-0レッドソックス(10月22日・日本時間23日/ヒューストン)
ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第6戦。両軍合わせて9投手がリレーする形で、2-0の僅差のまま迎えた8回。アストロズの6番タッカーの3ランが飛び出し、一気に勝負がついた感のあるこの試合、実はそうした豪快な一打だけでなく、緻密なプレイでもアストロズはファンを魅了した。とりわけ、貴重な追加点のホームを踏んだアルバレスが披露した“トリックプレー”は、野球ファンを唸らせるものだった。
アストロズ1-0のリードで迎えた6回裏のアストロズの攻撃。先頭の4番アルバレスがスリーベースヒットで無死三塁となると、続く5番コレアが死球で歩いて、無死一・三塁のチャンスをつくる。ここで打席に入ったのは、6番のタッカー。犠牲フライでも1点という場面で、じっくりとボールを見極めて3-1と有利なカウントに持ち込んだタッカーだったが、5球目に投じられた外角低めの球を引っ掛けた打球は、一塁への強いゴロに。
これを処理したレッドソックスの一塁手シュワバーは、三塁ランナーのアルバレスを目で殺しつつ、そのまま一塁ランナーのコレアにタッチして一死、すぐさま一塁を踏んでダブルプレーにした。しかしその直後、スタートを遅らせて切った三塁ランナーのアルバレスが、隙を突く形で本塁を落とし入れることに成功。アストロズに貴重な追加点をもたらすこととなった。
このアルバレスの好走塁について、解説を務めた元メジャーリーガーの川崎宗則氏(栃木ゴールデンブレーブス)は、「ダブルプレイをとるよりも、1点をあげたくないという内野手の守備の意識が必要だったとこなんですけど」としつつも、「(一塁手が球を)捕って、すぐ走らなかったアルバレスのファインプレーでもありますよね。ちょっとステイしたと。すぐスタートを切らずに、少し遅らせた」と称賛。
これを受けて、実況の渡邉直樹氏が「言ってみれば、アルバレスのトリックプレーみたいなもの?」と投げかけると、川崎氏は「100%ワンバンを確認したところからスタートしたことによって、逆にそれがシュワバーにスタートしていないと思わせたのでしょう」と絶妙な間があったことを指摘した。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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