【米大リーグ】アストロズ7-2ブレーブス(日本時間28日/ヒューストン)
米大リーグのワールドシリーズ第2戦で、打率0割台とポストシーズンを苦手としている“守備の人”マルドナードが貴重なタイムリーを放った。その直前に苦言を呈していた解説の五十嵐亮太氏も脱帽する一打となった。
1-1の同点で迎えた2回、アストロズは1死からの3連打で1点を勝ち越す。さらに1死一、二塁のチャンスで、9番・キャチャーのマルドナドが打席に入った。かつてはエンゼルスに在籍し大谷翔平投手ともバッテリーを組んだマルドナドは、そのリードと強肩がウリのいわゆる「守備の人」。特に今季のポストシーズンは、31打数2安打で打率0割6分5厘と単独シーズンでのMLB史上ワースト4位という低打率となっていた。ABEMAのコメント欄には「マルたまには打って~」「ほんまマルちゃん打てる気しない」「打たないから安心して投げて」といった書き込み並び、解説を務めた元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏からも「こう言ったらなんですけど、ピッチャーでももうちょっと打ってるんじゃないかなという数字ですね」と辛辣なコメントが飛んだ。
しかしこれに発奮したのか、マルドナドは3球目を叩くと打球は三遊間を抜けるタイムリーに。二塁ランナーに続き、相手の悪送球もあって一塁ランナーまでホームに呼び込む一打となった。ワールドシリーズの舞台で飛び出した珍しい(?)ヒットに、視聴者からも「ついに打った」「打てるやん!」「マルさんが打った」「嬉しい」「マルちゃん打点もついた!」と驚きと喜びの声があがる。五十嵐氏は「来ましたね、ようやく」と称賛しつつ、「なんか僕の嫌なトークが彼の耳に入って、『見てろよ』と。そんな感じのヒットでしたね」と冗談交じりに語った。そして最後は「ナイスバッティングです」と締めた。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)





