【米大リーグ】ブレーブス2-0アストロズ(日本時間30日/アトランタ)
両軍の投手陣が粘りの投球を見せたこの試合、やはり圧巻だったのは、5回までアストロズ打線をノーヒットで抑え込んだブレーブス先発のアンダーソンのピッチング。そんな同投手の投球メカニズムについて、メジャーリーグ中継ならではのわかりやすい映像を使う形で川崎宗則氏(栃木ゴールデンブレーブス)が解説した。
【動画】わかりやすい投球分析
川崎氏は、中継映像で用いられているアンダーソンの球種別のフォームと、そこから投じられたボールの軌道を比較するように並べた映像を使い、「バッターは指の離れるここ(リリースポイント)を見るんです。違いを見てください。よく見たら違うでしょうけど、見てください。一緒なんですよ、ボールを離すところが」と、リリースポイントについて力説。「ちょっとでも緩んでくれたり、少しでも力んでくれればいいんですよ。チェンジアップ投げる時でも、真っ直ぐ投げる時にも。動きが全く一緒なんですね」と、アンダーソンが全ての球種において、ボールのリリース前後でほとんど変化を見せていないという特長を持っていることについて、身振り手振りを交えつつ紹介した。また、「(ボールを)離すところの前に、それまでの離れる前までが力んでないんですよ、一緒なんです。」「(ボールが)全部一緒に見えちゃう」と、リリースポイントだけでなく、そこに至るまでの投球動作においても、アンダーソンは一切の力みや緩みを見せないため、バッター目線ではさらに球種の判断がしづらくなっていることを説明した。
そこから川崎氏は、「(ボールがアンダーソンの手を)離れた後は反応したいんですけど、それまでに準備が必要なんで、バッターとしては。離れるところで、少しでも力んでくれれば、すごくそれがチャンスボールになります」と解説。視聴者の注目を集める形となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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