<大相撲十一月場所>◇千秋楽◇28日◇福岡・福岡国際センター
 横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が6回目の優勝を果たした。両膝のけがや内臓疾患で一時は大関から序二段にまで転落した照ノ富士だったが、不屈の精神を胸に努力を続け、九月場所で新横綱として土俵に上がった。2場所連続の優勝をかけて臨んだ今場所は初日から盤石の相撲を見せて、見事無傷の15連勝を飾った。インタビューでは初めての全勝優勝に「今までできなかったことですから、できたことをうれしく思います」と素直な思いを口にした。また、15日間を通して危なげない相撲を取っていたが、「自分はそんなに才能ある力士ではない」と謙虚さを発揮する場面も。優勝インタビューの内容は以下の通り。