将棋の順位戦A級6回戦が12月17日に行われ、豊島将之九段(31)と糸谷哲郎八段(33)が午前10時から対局を開始した。どちらもここまで今期の成績は3勝2敗。挑戦権争いに踏みとどまるのはどちらか。
【中継】順位戦A級 第6回戦 豊島将之九段 対 糸谷哲郎八段
豊島九段は、2007年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:9期)、順位戦はA級以上が5期ある。タイトルは通算6期で、棋戦優勝は3回。今年度は藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)と3つのタイトル戦でぶつかり、王位は挑戦失敗、竜王と叡王は防衛失敗と敗れたが、その後に行われた将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の決勝では勝利、一矢報いた。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:8期)、順位戦は今期でA級4期目。タイトルは竜王で1期、棋戦優勝は新人王戦で1回。早見え早指し、かつ独創的な将棋で知られ、序盤などで少し形勢を損ねても中盤や終盤で「妖術」と呼ばれる勝負手などで逆転することも珍しくない。
今期の順位戦A級は6回戦が開催中で、昨期名人挑戦を果たした斎藤慎太郎八段(28)が好調、開幕から無傷の6連勝で単独首位に立っている。6局を終えた棋士で1敗、2敗の棋士はなく、本局の勝者が唯一の4勝2敗に、敗者が3敗グループに吸収される。現タイトル保持者は、渡辺明名人(棋王、王将、37)。
持ち時間は各6時間で、先手は豊島九段。ABEMAでは、この対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)