竜王戦の1組ランキング戦の1回戦が12月24日に行われ、渡辺明名人(棋王、王将、37)と豊島将之九段(31)が午前10時から対局を開始した。将棋界をリードするトップ棋士同士のビッグマッチ。タイトル戦で顔を合わせるような両者が、クリスマスイブに勝利を目指す。
【中継】竜王戦1組 ランキング戦 渡辺明名人 対 豊島将之九段
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦は1組以上が16期で第79期名人(A級以上:12期)。歴代4位のタイトル29期で、11期獲得の竜王、初獲得から9連覇の棋王は、いずれも永世称号の資格を持つ。棋戦優勝も11回。序列では藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)に次ぐ2位で、現在の将棋界を引っ張る一人だ。
豊島九段は、2007年4月に四段昇段。竜王戦は1組以上が9期で、順位戦はA級(A級以上:5期)。タイトルは通算6期で、棋戦優勝は4回。今年度は竜王、叡王のタイトルを保持していたが、どちらも藤井竜王に奪われた。初タイトル獲得の2018年度以来となる無冠に転落、再びタイトルホルダーとなるべく仕切り直しをしているところだ。
竜王戦の1組ランキング戦は、1回戦に勝利した時点で残留以上が確定。逆に敗れると、次の出場者決定戦1回戦で敗れた場合に2組に降級する。挑戦はもちろんながら、1組維持については非常に大事な一局だ。
持ち時間は各5時間で、振り駒の結果、先手は豊島九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)