長時間の対局で長く活躍すべく、将棋のトップ棋士たちが次々にダイエット宣言だ。12月26日に行われた「SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2021 決勝戦」の最中に行われたトークショーで、永瀬拓矢王座(29)と羽生善治九段(51)が、2022年にやりたいことを問われ、ともに「ダイエット」を宣言。永瀬王座が「自分だけちょっと太ってきている気がする」と語れば、羽生九段も「瞬間的にやせても、すごい勢いでリバウンドする」と、課題をファンの前で公開した。
永瀬王座は今年、王座のタイトルを3連覇し、棋王のタイトル挑戦も決めるなど、藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖、19)、渡辺明名人(棋王、王将、37)を追う存在として活躍を続けている。対局中には、しっかりとした食事も多く、またバナナでもさらに栄養補給をすることでも知られている。ただ、本人としては徐々に代謝が落ち、太ってきていると感じているようで「特茶を飲んで、たくさんやせたい」と願い、またファンにおすすめの将棋めしについても、ヘルシーな「山かけそば」を紹介。「29歳なんですが、そろそろ山かけそばのよさがわかってきた年齢。入っているものが体によさそう」と、食事に気を使う言葉が続いていた。
これを横で聞いていた羽生九段は、同じく来年の目標にダイエットを掲げたが「体重が増えると正座がきつくなる」と、ベテランらしいひとこと。また「年の初めに『今年こそダイエット』と言うと、典型的に失敗するので、年の終わりに言った方がいいかな」とにっこり。「最近、1つわかったのは瞬間的にはやせられるんですが、すごい勢いでリバウンドする。ちょっと食べなかったり運動すると瞬間的にやせられるんですが、反発する勢いもつく」と実体験を交えながら、決意していた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)