将棋の朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントの2回戦が1月15日に行われ、菅井竜也八段(29)が豊島将之九段(31)に84手で勝利、ベスト4進出を果たした。
1回戦では渡辺明名人(棋王、王将、37)に逆転勝利を収めた菅井八段は、続けて行われた2回戦でタイトル6期の実績を誇る豊島九段と対戦。後手番から向かい飛車を採用すると、中盤からポイントを稼ぎ、穴熊に囲った豊島玉の攻略に成功。自玉もしっかりと囲った美濃囲いが耐久力に優れ、終始リードを保ったまま快勝を収めた。
菅井八段はタイトル経験もあるが、昨期は早指しの銀河戦で初優勝。プロでは少数派の振り飛車党ながら、堂々たるベスト4進出で、初優勝に向けて前進した。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。藤井聡太竜王が3回優勝したことでも知られている。
(ABEMA/将棋チャンネルより)